2007年10月25日
その他:ケミカル ~オイル~
自転車でオイルを適用する部分は、ワイヤー、シフター・ブレーキレバー、チェーン及びFD/RD周りである。
自転車に用いられるオイルの種類としては、汎用品としては以下の通りである。
1,シリコンオイル
機械油類(AZ製品)
2,ミシンオイル/スピンドルオイル
3,コンプレッサーオイル
4,チェンソーオイル
5,モリブデンオイル
1については、ワイヤーやシフター、ブレーキレバー等の樹脂部品使用部において適用され、樹脂(プラスチック・ゴム)を侵さないと言う性質故に、他のオイルではあまり代替できない物である。 しかし、金属同士の潤滑能力に劣るので、チェーンなどには適用されない。
機械油類全般については、その違いは粘度の違いであり、使用部位や給油間隔に合わせて選択することになる。
2,非常に低粘度のオイルである。
スピンドルオイルは、ミシンオイルの高速性を改善した(精製度を上げた)製品で、自転車においてはほぼ大差ない。
さらさらと良く流れるので、チェーンに適用する場合、百キロ程度ごとの定期注油、降雨時の注油等が必要であるが、その特性から洗い流しやすく、注油は楽である(雨天走行では走行中に流れ落ちてしまうので3ないし4を適用すべき)
チェーン注油後にはウェスで良く拭き取らないと、オイルが飛び散るので注意(3についても同じ)
RD/FD等には柔らかすぎ、適用するべきではないと思われる。
3,低粘度のオイルである。
2程ではないが、良く流れるので数百キロ程度での定期注油が必要で、降雨後も注油が必要である。
注油間隔が短い場合は注油の手間も2と同程度であるが、長期使用後には粘度が上昇しており面倒である。
雨天の走行はある程度可能であるが、やはり粘度不足であるので、台風のような大雨時や、長距離の走行はオススメできない。
チェーン適用時の踏み込みの重さは、2と大差ない。
RD/FDにも適用可能。
4,中粘度のオイルである。
粘りがあり、チェーンでは1000キロ以上の注油間隔で行けるが、オイルの潤滑限界の前に、チェーン汚れで洗浄・注油することになる。 降雨後も殆どの場合注油不要。
注油時の洗浄はやや手間であり、ディグリーザー・クリーナーを用いて良く洗浄しなければならない。
雨天走行も可能であり、大雨時に長距離を走行しない限りは注油不要
チェーン適用時の踏み込みの重さは多少有り。
RD/FDに適用可能。 滑り軸受けのプーリーに適当だと思われる。
5,製品によるが、スプレータイプは2程度の粘度の物が多く、ボトルでは2及び3相当の粘度の物がある。
添加剤として、モリブデン粒子を用いており、高圧時の潤滑能力を有するが、一般性能としては、粘度相当(2又は3)である。
モリブデンについては、低価格な有機モリブデンと、高価格な二硫化モリブデンがあり、潤滑性能差もあるとされている。
3相当の粘度の物は、自転車のチェーンに適当であり、RD/FDにも適用可能。
4との調合で粘度調製すれば、汎用油としてはベストと思われる。
また、自転車専用品としては大分類として
A,マルチルブ
B,チェーンルブ
がある。
Aについては、2同等の物が多いが、各種添加剤を加えている物もある。
一般性能においては、汎用品と大差ない物が多い。
Bについては、多くの商品があるが、大別するとドライ系とウェット系があり、ドライ系はコーティング剤+潤滑添加剤、ウェット系は通常のオイル又はそれに潤滑添加剤を添加した物である。
ドライ系は、汎用品にはあまり無い物であり、ドライを求めると専用品になる。
対してウェット系では、各種機械油で代替可能な程度の物もある。
以上を考慮して、自分の乗り方に合わせて揃えると良いだろう。
シリコンオイルは他に代用する物があまり無いので、まず必要であり、あとはコンプレッサーオイル又はチェンソーオイルを揃えれば最低限OKだろう。
私は、上記の自転車用マルチルブを除く一式(シリコン、スピンドル、コンプレッサー、チェンソー、モリブデン、チェーンルブ2種)を揃えているが・・・
自転車に用いられるオイルの種類としては、汎用品としては以下の通りである。
1,シリコンオイル
機械油類(AZ製品)
2,ミシンオイル/スピンドルオイル
3,コンプレッサーオイル
4,チェンソーオイル
5,モリブデンオイル
1については、ワイヤーやシフター、ブレーキレバー等の樹脂部品使用部において適用され、樹脂(プラスチック・ゴム)を侵さないと言う性質故に、他のオイルではあまり代替できない物である。 しかし、金属同士の潤滑能力に劣るので、チェーンなどには適用されない。
機械油類全般については、その違いは粘度の違いであり、使用部位や給油間隔に合わせて選択することになる。
2,非常に低粘度のオイルである。
スピンドルオイルは、ミシンオイルの高速性を改善した(精製度を上げた)製品で、自転車においてはほぼ大差ない。
さらさらと良く流れるので、チェーンに適用する場合、百キロ程度ごとの定期注油、降雨時の注油等が必要であるが、その特性から洗い流しやすく、注油は楽である(雨天走行では走行中に流れ落ちてしまうので3ないし4を適用すべき)
チェーン注油後にはウェスで良く拭き取らないと、オイルが飛び散るので注意(3についても同じ)
RD/FD等には柔らかすぎ、適用するべきではないと思われる。
3,低粘度のオイルである。
2程ではないが、良く流れるので数百キロ程度での定期注油が必要で、降雨後も注油が必要である。
注油間隔が短い場合は注油の手間も2と同程度であるが、長期使用後には粘度が上昇しており面倒である。
雨天の走行はある程度可能であるが、やはり粘度不足であるので、台風のような大雨時や、長距離の走行はオススメできない。
チェーン適用時の踏み込みの重さは、2と大差ない。
RD/FDにも適用可能。
4,中粘度のオイルである。
粘りがあり、チェーンでは1000キロ以上の注油間隔で行けるが、オイルの潤滑限界の前に、チェーン汚れで洗浄・注油することになる。 降雨後も殆どの場合注油不要。
注油時の洗浄はやや手間であり、ディグリーザー・クリーナーを用いて良く洗浄しなければならない。
雨天走行も可能であり、大雨時に長距離を走行しない限りは注油不要
チェーン適用時の踏み込みの重さは多少有り。
RD/FDに適用可能。 滑り軸受けのプーリーに適当だと思われる。
5,製品によるが、スプレータイプは2程度の粘度の物が多く、ボトルでは2及び3相当の粘度の物がある。
添加剤として、モリブデン粒子を用いており、高圧時の潤滑能力を有するが、一般性能としては、粘度相当(2又は3)である。
モリブデンについては、低価格な有機モリブデンと、高価格な二硫化モリブデンがあり、潤滑性能差もあるとされている。
3相当の粘度の物は、自転車のチェーンに適当であり、RD/FDにも適用可能。
4との調合で粘度調製すれば、汎用油としてはベストと思われる。
また、自転車専用品としては大分類として
A,マルチルブ
B,チェーンルブ
がある。
Aについては、2同等の物が多いが、各種添加剤を加えている物もある。
一般性能においては、汎用品と大差ない物が多い。
Bについては、多くの商品があるが、大別するとドライ系とウェット系があり、ドライ系はコーティング剤+潤滑添加剤、ウェット系は通常のオイル又はそれに潤滑添加剤を添加した物である。
ドライ系は、汎用品にはあまり無い物であり、ドライを求めると専用品になる。
対してウェット系では、各種機械油で代替可能な程度の物もある。
以上を考慮して、自分の乗り方に合わせて揃えると良いだろう。
シリコンオイルは他に代用する物があまり無いので、まず必要であり、あとはコンプレッサーオイル又はチェンソーオイルを揃えれば最低限OKだろう。
私は、上記の自転車用マルチルブを除く一式(シリコン、スピンドル、コンプレッサー、チェンソー、モリブデン、チェーンルブ2種)を揃えているが・・・