ホイール回り重量

Kingfisher

2018年08月06日 14:15

 自転車で良く言われることだけど、ホイール重量が一番効く。
 正確に言うと、ホイールの外側に近い部分ほど重量の影響が大きくなる。 つまり、一番外側のタイヤ、チューブ、リムテープやリムあたりが一番影響が大きくて、ハブとかはそれほどでも無い。

 で、実際の所、ホイール回りの重量がどれほど実走で違うのか、久しぶりに入手した鉄下駄ホイールでテスト。
 今回の鉄下駄はWH-RS170、シマノのエントリ-ディスクロードホイール。 何と前後で2.2kgもある(プレスポ級)
 比較用はDT R470db(1.65kg)と手組R7070ハブ・OpenPro・星スポーク(1.9kg)

 タイヤは共通でRubinoProの25C、Vittoria Ultralightチューブで7bar入れる状態。

 まず、スタートの感触。
 RS170とR7070は大差ない。 DTだけ少し踏み込みが軽い。

 同じ負荷感覚で踏んでみる。
 DTは30km/hを越える。 R7070は27km/h付近、RS170だと25km/h台まで落ち込む。 これは結構違うな。

 疲労感無しで走れる距離チェック。
 DTは60km付近まで疲労感なし、R7070は50km付近、RS170だと40km付近。

 うん、ホイール重量2割で速度1割(スプロケ1Tくらい)変わるイメージみたいだな。
 ちなみに、鉄下駄を更に重くするためにSECA 28Cにスタンダードチューブで前後合計+150g程にしてみると同じ感覚で出るスピードが24km/h台まで低下した(1キロは違わない)

 この感じから言うと、消耗品の高いタイヤでスピードを上げるなら、ホイールを買った方が良い。
 特に1.6kg台のホイールなら3万円台からあるんでそこまで高くない。 鉄下駄に5000円タイヤでガンバルなら、良いホイールにして3000円タイヤで済ませた方が幸せなことも多い(シビアなグリップ性能以外)から、差額でホイールを買うイメージで。
 まぁRS170でも街乗り程度なら、スピードさえ追求しなければ問題無いレベルなんで、ライトユーザーなら特に変える必要は無い。 しかし、諸々のパーツや車体を変えるくらいならホイールを真っ先に変えるのが正解。
 プレスポに1.5kgのホイール付けると、20万以下のカーボンロード並に走るからね。