カスタマイズ:BB交換

Kingfisher

2007年10月22日 23:57

 前回が結構簡単で、効果もあるカスタマイズだったので、今回は面倒で効果は微妙なカスタマイズ;;

 BB交換。 ブロードバンドじゃないですよ?
 クランク(ペダルとチェーンリングが繋がるアームなんかの部品)の軸部分をBB、ボトムブラケットと言います。
 シートチューブの下、横向きのパイプの中に収まっている部品です。

 このパーツは、単純に言えばクランクの軸なので、これが回ることには意味はありません。 チェーンを回すためのクランクの軸として、仕方なく回すだけにすぎません。
 なので、この部分の負荷は全くもって無意味、軽ければ軽いほど良いわけです。

 と言うわけで、この部分が重いなぁ、と感じたら、交換してしまう事が出来ます。
 ただし、この部分は費用と効果がそれなりに関係していて、高級品を使えばかなりなめらかになる一方、低価格品はそれほど性能向上しません。
 高級なBBを使う為には、それに対応したクランクを買わなければならない(実際は逆で、クランクにあわせてBBなんですが)わけですが、プレスポはお安いテーパースクエアタイプのクランクなので、数万円するクランクを買わない限りは、使えるBBは標準のとそれほどの違いはありません。
 他方、私のBBは、どうもゴリゴリ感が強く、同クラスでもハズレロットくさいので、交換したわけです。

 BBの取り外しにも専用工具が必要で、またBB交換時にはタッピング(BBを取り付ける、自転車フレーム側のネジ山切り)やフェイシング(BB取り付け部の平坦化)と言った作業をしておいた方が、快適性が高いと言うのもあり、こちらの工具はプレスポが数台買える値段なので、作業は自転車店(あさひでは出来ません。 プロショップと呼ばれるお店でやって貰えますが、プレスポで頼むと、笑われかねませんが;)でお願いしちゃうのも良いかと思います。
 私は、バイクマニアですので、元々持っている工具で行うわけですが・・・

 クランク抜き工具でクランクを外し、BB抜き工具とインパクトレンチでBBを外し、タッピング・フェイシングを行い、洗浄して、グリス(防水用)を塗ってからBBを入れます。

 タッピングとフェイシングをせず、BB交換のみであれば、クランク抜きとBB抜きでOK(一般工具のソケットレンチなどは別途必要)です。

←コッタレスクランク抜き工具
→BB脱着工具

 プレスポは、68mmJISネジタイプの113mm長、テーパースクエア型BBなので、シマノでは↓が適合します。
BB-UN54
 TIAGRAクラスのBBで、一応、標準の物よりは上位な感じではありますが、簡単に違いがわかるかというと、そりゃ微妙っていうところ(--;
 店頭を漁れば、上位クラスのBB-UN73もあるかも知れないけど、既に終息品です。 私は、終息直前に運良く買えました。
 TANGE/FSA辺りは多少良いテーパー用BBがあるらしいです。 VPもラインナップにはあるみたいだけど、VP自体びみょーん?

 まぁ、そんなわけでBBを入れた後は、トルクレンチでBBを締め込み(BB締め込みトルクは大事)、クランクを戻してトルクレンチでナットを締めて完成。
 どれくらい軽くなったかと言われると、そりゃ、どっちも安物なので微妙な訳ですが、同じ力でフリーなクランクを回して、減速するまでの時間が数秒延びたかな? ゴリゴリ感が減ったので気分的に良いですね。
 もっとも、ゴリゴリ感と言っても足で踏んでわかるレベルじゃなく、チェーンメンテとかでペダルを手でもってくるくる回した時に、ちょっとゴリゴリって感じなだけですけどね。

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