2007年10月31日
乗り方:踏み方
自転車を走らせるためにはペダルを踏まなきゃいけません。
このペダルを踏むのをペダリングと言います。
ペダリングは体力よりも技術を指すイメージがあります。
実際、自転車を漕ぐのは、体力よりも技術が大切です。
最適なペダリングが出来ていれば、より少ない体力で高速に、あるいは長距離を走行できます。
最初の段階で必要なのは、以前書いたポジション出しです。
最適な踏み方をするためには、最適なライディングポジションを取らなければいけません。
あとは、拘るとクランクの長さを自分に合わせたりしますが、安バイクのプレスポと言うところで考えると、これはナシでしょうか(一般的には165mm~175mmまで2.5mm刻みの長さのクランクがありますが、すぐに万単位の投資が必要になります)
ペダルに対する足の置き方は、親指の付け根の関節をペダルの軸のラインに載せる感じです。
自動車のブレーキもこの位置で踏みますよね? これは、力の入りが良いからです。
SPDなどの固定式ペダル&シューズもこの辺に固定具があります。
足は「がに股」にならないように注意し、車体と水平程度になるように気をつけます。
また、足の動きは無駄を減らすために、コンパクトに回します。
最初のうちは意識して、円を描くように回します(膝と太ももの動きでペダルの動く線に合わせて力を入れられる様にする)
慣れてくると、足首を使って、踏み込み時には足首を伸ばし、引き足時には足首を曲げると言うテクニックもありますが、足を痛めることもあるので普通はあまり足首を曲げ伸ばししないようにします。
高速回転で練習すると、コンパクトな動きを覚えやすいと思います(下手な動きをすると、高速回転できなくなるから)
私の場合は、通勤時には2-5(38T-15T=標準プレスポなら2-6)で35km/h走行しています。 ケイデンスは約110で、体力効率はイマイチですが、1時間弱の走行なので問題なしです。
途中7%の登坂があり、そこでは1-3(28T-19T=標準1-4よりやや重い程度)で140弱の高速回転で登ります。 上り坂では、ギア比を下げてケイデンスを高くした方が楽です。
もっとも、ケイデンスが高すぎると、ロスが出るので、あまり長距離の坂だとキツイかも知れませんが。
高速ペダリングを覚えておくと、急加速も楽になるので、追い抜きなども楽になります。
このペダルを踏むのをペダリングと言います。
ペダリングは体力よりも技術を指すイメージがあります。
実際、自転車を漕ぐのは、体力よりも技術が大切です。
最適なペダリングが出来ていれば、より少ない体力で高速に、あるいは長距離を走行できます。
最初の段階で必要なのは、以前書いたポジション出しです。
最適な踏み方をするためには、最適なライディングポジションを取らなければいけません。
あとは、拘るとクランクの長さを自分に合わせたりしますが、安バイクのプレスポと言うところで考えると、これはナシでしょうか(一般的には165mm~175mmまで2.5mm刻みの長さのクランクがありますが、すぐに万単位の投資が必要になります)
ペダルに対する足の置き方は、親指の付け根の関節をペダルの軸のラインに載せる感じです。
自動車のブレーキもこの位置で踏みますよね? これは、力の入りが良いからです。
SPDなどの固定式ペダル&シューズもこの辺に固定具があります。
足は「がに股」にならないように注意し、車体と水平程度になるように気をつけます。
また、足の動きは無駄を減らすために、コンパクトに回します。
最初のうちは意識して、円を描くように回します(膝と太ももの動きでペダルの動く線に合わせて力を入れられる様にする)
慣れてくると、足首を使って、踏み込み時には足首を伸ばし、引き足時には足首を曲げると言うテクニックもありますが、足を痛めることもあるので普通はあまり足首を曲げ伸ばししないようにします。
高速回転で練習すると、コンパクトな動きを覚えやすいと思います(下手な動きをすると、高速回転できなくなるから)
私の場合は、通勤時には2-5(38T-15T=標準プレスポなら2-6)で35km/h走行しています。 ケイデンスは約110で、体力効率はイマイチですが、1時間弱の走行なので問題なしです。
途中7%の登坂があり、そこでは1-3(28T-19T=標準1-4よりやや重い程度)で140弱の高速回転で登ります。 上り坂では、ギア比を下げてケイデンスを高くした方が楽です。
もっとも、ケイデンスが高すぎると、ロスが出るので、あまり長距離の坂だとキツイかも知れませんが。
高速ペダリングを覚えておくと、急加速も楽になるので、追い抜きなども楽になります。
2007年10月26日
乗り方:ギアとかの追記
プレスポの標準状態でのギア比の一覧
前:後;比
28:11;2.55
28:13;2.15
28:15;1.87
28:17;1.65
28:20;1.4
28:23;1.22
28:26;1.08
28:30;0.93
38:11;3.45
38:13;2.92
38:15;2.53
38:17;2.24
38:20;1.9
38:23;1.65
38:26;1.46
38:30;1.27
48:11;4.36
48:13;3.69
48:15;3.2
48:17;2.82
48:20;2.4
48:23;2.09
48:26;1.85
48:30;1.6
こう見ると、28:17は、38:23とほぼ同じギア比で、28:11と38:15も殆ど同じ。
だから、無茶なギアの組み合わせにしないでも、殆どの場合、同じようなギアの組み合わせがあるから、それに切り替えれば良い。
前:後;比
28:11;2.55
28:13;2.15
28:15;1.87
28:17;1.65
28:20;1.4
28:23;1.22
28:26;1.08
28:30;0.93
38:11;3.45
38:13;2.92
38:15;2.53
38:17;2.24
38:20;1.9
38:23;1.65
38:26;1.46
38:30;1.27
48:11;4.36
48:13;3.69
48:15;3.2
48:17;2.82
48:20;2.4
48:23;2.09
48:26;1.85
48:30;1.6
こう見ると、28:17は、38:23とほぼ同じギア比で、28:11と38:15も殆ど同じ。
だから、無茶なギアの組み合わせにしないでも、殆どの場合、同じようなギアの組み合わせがあるから、それに切り替えれば良い。
2007年10月22日
乗り方:ギアとチェーンで
カスタマイズネタでギアとチェーンの事を書いて思い出したので書いておこう。
たまに、むちゃくちゃなギアで走っている人がいます。
たとえば、前はアウター(プレスポなら48T)固定で、後をフルに動かしている人とか。
これって、チェーンを見るとわかると思うのだけど、FD(前の変速機)やスプロケにガリガリ当たって、パワーロス&削れて部品消耗するんです。 チェーンだけにチェーンソー状態(実際、スプロケはニッケルメッキなので、このメッキがガリガリ削れてチェーンに銀色のクズが付いている事があります)
逆に、インナー(28T)固定で、後がトップだったりすると、FDどころか、外側のチェーンリング(前ギア板をチェーンリングと呼ぶ)までガリガリと・・・
自転車のギアって言うのは、前と後の組み合わせで適正な範囲って言うのがあるわけです。
プレスポでの目安で言えば、↓位だと思います。
前インナー(28T)使用時、後は1~4位
前ミドル(38T)使用時、3~7位
前アウター(48T)使用時、6~8位
前後1~2段程度は一応OKっていう範囲です(つまり、ミドルなら、後は一応全て使える)
単純な目安としては、インナーなら真ん中から内側、アウターなら真ん中から外側で使うと覚える。
なので、普段はミドルギアにしておくと、右のシフターだけで事足りるので楽です。
ミドルで走っていて、前をインナーやアウターに変えるのは、上りがキツイときや、もっとスピードを出したい時というのはもちろんですが、以下のようなパターンもあります。
・ミドル=トップで走行していて、そのまま回し続けられる状態の時(信号などが無く、体もきつくない)、前をアウターにして後を数段下げて同じギア比にします。 これで、同じスピードを維持しつつ、チェーンのパワーロスが減って多少楽になりますし、部品の消耗も減ります。
・逆にミドル=ローが必要な登坂走行する場合、前をインナーにして後を数段上げて、やはり同じギア比にしておきます。 これで、前同様の効果が得られる他、疲労が溜まってきた時に後を更に下げることも出来ます。
疲労が溜まってから、前を落とすより、先に前を落としておいた方が良いです。
なぜかと言えば、前を落とすと一気に10Tも変わってしまうので、一度ガクッと減速します(前と後を同時にチェンジしたりすると、チェーンが外れる恐れがあるので、別々にチェンジしますから、時間がかかります)
で、一度落ちたスピードを上げるのはかなりの体力消費で、更にそれが登坂では大変なことです。
本来、インナー=3で回せる体力が残っていても、この減速のせいで、インナー=1で回すことになったりします。 なので、登坂に入る場合には、事前に前を落としておいた方が良いのです。
また、最適なギアの組み合わせと言うのもあります。
それは、チェーンが車体と平行になる状態です。
インナーと4、ミドルと5、アウターと6位でしょうか(調整によって多少変わります)
この最適な組み合わせの場合、チェーンでのパワーロスを最小に出来るので、だいぶ楽に進めます。
なので、この辺で巡航できるようなスプロケを選んでおくと快適になりますし、チェーンやギアの消耗も押さえられます。
私の脚力では、平地無風で35km/h程度が適当なので、12-25Tスプロケへの換装で、アウター=6速でケイデンス90時に35.9km/h、ミドル=トップ(9速)で35.6km/hになり、上の説明にあうような設定になっています。
大体は、ミドル=8速まで行って落ち着いたらトップ=6速へ持っていく感じの走り方で、ミドル=トップは、追い越し時や、下りでの加速程度の短時間加速にのみ使っています。
この辺を意識して乗るようにすると、楽に乗れて、部品も長持ちしますよ。
たまに、むちゃくちゃなギアで走っている人がいます。
たとえば、前はアウター(プレスポなら48T)固定で、後をフルに動かしている人とか。
これって、チェーンを見るとわかると思うのだけど、FD(前の変速機)やスプロケにガリガリ当たって、パワーロス&削れて部品消耗するんです。 チェーンだけにチェーンソー状態(実際、スプロケはニッケルメッキなので、このメッキがガリガリ削れてチェーンに銀色のクズが付いている事があります)
逆に、インナー(28T)固定で、後がトップだったりすると、FDどころか、外側のチェーンリング(前ギア板をチェーンリングと呼ぶ)までガリガリと・・・
自転車のギアって言うのは、前と後の組み合わせで適正な範囲って言うのがあるわけです。
プレスポでの目安で言えば、↓位だと思います。
前インナー(28T)使用時、後は1~4位
前ミドル(38T)使用時、3~7位
前アウター(48T)使用時、6~8位
前後1~2段程度は一応OKっていう範囲です(つまり、ミドルなら、後は一応全て使える)
単純な目安としては、インナーなら真ん中から内側、アウターなら真ん中から外側で使うと覚える。
なので、普段はミドルギアにしておくと、右のシフターだけで事足りるので楽です。
ミドルで走っていて、前をインナーやアウターに変えるのは、上りがキツイときや、もっとスピードを出したい時というのはもちろんですが、以下のようなパターンもあります。
・ミドル=トップで走行していて、そのまま回し続けられる状態の時(信号などが無く、体もきつくない)、前をアウターにして後を数段下げて同じギア比にします。 これで、同じスピードを維持しつつ、チェーンのパワーロスが減って多少楽になりますし、部品の消耗も減ります。
・逆にミドル=ローが必要な登坂走行する場合、前をインナーにして後を数段上げて、やはり同じギア比にしておきます。 これで、前同様の効果が得られる他、疲労が溜まってきた時に後を更に下げることも出来ます。
疲労が溜まってから、前を落とすより、先に前を落としておいた方が良いです。
なぜかと言えば、前を落とすと一気に10Tも変わってしまうので、一度ガクッと減速します(前と後を同時にチェンジしたりすると、チェーンが外れる恐れがあるので、別々にチェンジしますから、時間がかかります)
で、一度落ちたスピードを上げるのはかなりの体力消費で、更にそれが登坂では大変なことです。
本来、インナー=3で回せる体力が残っていても、この減速のせいで、インナー=1で回すことになったりします。 なので、登坂に入る場合には、事前に前を落としておいた方が良いのです。
また、最適なギアの組み合わせと言うのもあります。
それは、チェーンが車体と平行になる状態です。
インナーと4、ミドルと5、アウターと6位でしょうか(調整によって多少変わります)
この最適な組み合わせの場合、チェーンでのパワーロスを最小に出来るので、だいぶ楽に進めます。
なので、この辺で巡航できるようなスプロケを選んでおくと快適になりますし、チェーンやギアの消耗も押さえられます。
私の脚力では、平地無風で35km/h程度が適当なので、12-25Tスプロケへの換装で、アウター=6速でケイデンス90時に35.9km/h、ミドル=トップ(9速)で35.6km/hになり、上の説明にあうような設定になっています。
大体は、ミドル=8速まで行って落ち着いたらトップ=6速へ持っていく感じの走り方で、ミドル=トップは、追い越し時や、下りでの加速程度の短時間加速にのみ使っています。
この辺を意識して乗るようにすると、楽に乗れて、部品も長持ちしますよ。
2007年10月21日
乗り方:ポジション出し
スポーツ自転車の基本は、ハンドルを握ることでもペダルを漕ぐことでも無く、適正な乗り方をすることです。
自転車に適正な乗り方をするための調整をポジション出しと言います。
たとえば、サドルが適正ポジションから5cmずれていると、それだけでスピードが時速数キロ変わります。 大げさじゃなく、本当の話です。
プレスポで、お金をかけずにできる範囲の調整を書いておきます。
私の場合、身長170cmと言う平均よりやや小さな体でサイズ460に乗っていますので、コラムスペーサはそのままに、ステムを上下反転させています。
これで、前傾姿勢が取りやすくなり、空気抵抗を低減できますし、力も入れやすくなります。
まぁ、ハンドルの調整は、ステムを買い換えない限りは、このステムの裏表と、コラムスペーサ(ステムとヘッドパーツの間にある輪)の数で高さを調整するだけです。
スピードを重視すれば、出来るだけ体勢が低い方が良いので、ハンドルの高さはサドルよりだいぶ低い位置になるのですが、結構乗りにくいので、町乗りであればサドルより高めでも問題ないですね。
ただし、向かい風の中走るとか言う場合には、これ一つで消費体力が相当変わりますが。
後はサドルの調整が出来ますが、これがかなり重要です。
これ次第で、速度や疲労が全く変わります。 誤ったポジションだと、膝などの筋を痛めることもあります。
で、実際の調整としては、まず高さですが、ペダルに足を載せて伸ばしきった状態(ペダルが一番下に来ている状態)で、おしりが微妙に浮き上がるくらい(完全に浮き上がっちゃダメ)が良いと言われています。 私もこのセッティングにしています。
更に、普通のママチャリでは出来ないことですが、スポーツ車では前後や角度の調整が出来ますので、これを行います。 サドルの裏にある6角穴にアーレンキーを入れて緩めれば動きます。
前後の位置は、クランクを水平にして、前側のペダルに足をかけて、膝から地面への垂直線上にペダルの中心(足の親指の付け根の関節)が来るようにします。
↑撮影時に前に寄ってしまったのでずれている。 普通に乗っていて、このような位置なら、膝位置と理想ラインが合うように、サドルを後にずらす。
私は、高速時にはサドルの前側1/3辺りに体重を置くので、その分を考慮してやや後よりにサドルを置き、少し前傾させて固定しています。
私は胴長短足なので、シートポスト(サドルが付いているパイプ)は標準のままですが、胴が短い方は、シートポストを前後反転させてみるのも良いかと思います。
この場合、サドル固定ボルトをアーレンキーで回していけばポロッとサドルがはずれるので、サドルを前後逆向きに付け直します。
これで、サドルの可動域をかなり前寄りに出来ます(私も、輪行車のMR4Rでこのセッティングをしています)
イマイチスピードが出ない、ママチャリより疲れやすいと言う方は、是非、サドルの調整をしてみてください。 ほんとに、信じられないくらい変わりますから。
自転車に適正な乗り方をするための調整をポジション出しと言います。
たとえば、サドルが適正ポジションから5cmずれていると、それだけでスピードが時速数キロ変わります。 大げさじゃなく、本当の話です。
プレスポで、お金をかけずにできる範囲の調整を書いておきます。
私の場合、身長170cmと言う平均よりやや小さな体でサイズ460に乗っていますので、コラムスペーサはそのままに、ステムを上下反転させています。
これで、前傾姿勢が取りやすくなり、空気抵抗を低減できますし、力も入れやすくなります。
まぁ、ハンドルの調整は、ステムを買い換えない限りは、このステムの裏表と、コラムスペーサ(ステムとヘッドパーツの間にある輪)の数で高さを調整するだけです。
スピードを重視すれば、出来るだけ体勢が低い方が良いので、ハンドルの高さはサドルよりだいぶ低い位置になるのですが、結構乗りにくいので、町乗りであればサドルより高めでも問題ないですね。
ただし、向かい風の中走るとか言う場合には、これ一つで消費体力が相当変わりますが。
後はサドルの調整が出来ますが、これがかなり重要です。
これ次第で、速度や疲労が全く変わります。 誤ったポジションだと、膝などの筋を痛めることもあります。
で、実際の調整としては、まず高さですが、ペダルに足を載せて伸ばしきった状態(ペダルが一番下に来ている状態)で、おしりが微妙に浮き上がるくらい(完全に浮き上がっちゃダメ)が良いと言われています。 私もこのセッティングにしています。
更に、普通のママチャリでは出来ないことですが、スポーツ車では前後や角度の調整が出来ますので、これを行います。 サドルの裏にある6角穴にアーレンキーを入れて緩めれば動きます。
前後の位置は、クランクを水平にして、前側のペダルに足をかけて、膝から地面への垂直線上にペダルの中心(足の親指の付け根の関節)が来るようにします。
↑撮影時に前に寄ってしまったのでずれている。 普通に乗っていて、このような位置なら、膝位置と理想ラインが合うように、サドルを後にずらす。
私は、高速時にはサドルの前側1/3辺りに体重を置くので、その分を考慮してやや後よりにサドルを置き、少し前傾させて固定しています。
私は胴長短足なので、シートポスト(サドルが付いているパイプ)は標準のままですが、胴が短い方は、シートポストを前後反転させてみるのも良いかと思います。
この場合、サドル固定ボルトをアーレンキーで回していけばポロッとサドルがはずれるので、サドルを前後逆向きに付け直します。
これで、サドルの可動域をかなり前寄りに出来ます(私も、輪行車のMR4Rでこのセッティングをしています)
イマイチスピードが出ない、ママチャリより疲れやすいと言う方は、是非、サドルの調整をしてみてください。 ほんとに、信じられないくらい変わりますから。