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2007年10月21日

乗り方:ポジション出し

 スポーツ自転車の基本は、ハンドルを握ることでもペダルを漕ぐことでも無く、適正な乗り方をすることです。
 自転車に適正な乗り方をするための調整をポジション出しと言います。
 たとえば、サドルが適正ポジションから5cmずれていると、それだけでスピードが時速数キロ変わります。 大げさじゃなく、本当の話です。

 プレスポで、お金をかけずにできる範囲の調整を書いておきます。

 私の場合、身長170cmと言う平均よりやや小さな体でサイズ460に乗っていますので、コラムスペーサはそのままに、ステムを上下反転させています。
 これで、前傾姿勢が取りやすくなり、空気抵抗を低減できますし、力も入れやすくなります。
 まぁ、ハンドルの調整は、ステムを買い換えない限りは、このステムの裏表と、コラムスペーサ(ステムとヘッドパーツの間にある輪)の数で高さを調整するだけです。
 スピードを重視すれば、出来るだけ体勢が低い方が良いので、ハンドルの高さはサドルよりだいぶ低い位置になるのですが、結構乗りにくいので、町乗りであればサドルより高めでも問題ないですね。
 ただし、向かい風の中走るとか言う場合には、これ一つで消費体力が相当変わりますが。
乗り方:ポジション出し

 後はサドルの調整が出来ますが、これがかなり重要です。
 これ次第で、速度や疲労が全く変わります。 誤ったポジションだと、膝などの筋を痛めることもあります。
 で、実際の調整としては、まず高さですが、ペダルに足を載せて伸ばしきった状態(ペダルが一番下に来ている状態)で、おしりが微妙に浮き上がるくらい(完全に浮き上がっちゃダメ)が良いと言われています。 私もこのセッティングにしています。
乗り方:ポジション出し

 更に、普通のママチャリでは出来ないことですが、スポーツ車では前後や角度の調整が出来ますので、これを行います。 サドルの裏にある6角穴にアーレンキーを入れて緩めれば動きます。
乗り方:ポジション出し
乗り方:ポジション出し
 前後の位置は、クランクを水平にして、前側のペダルに足をかけて、膝から地面への垂直線上にペダルの中心(足の親指の付け根の関節)が来るようにします。
乗り方:ポジション出し
↑撮影時に前に寄ってしまったのでずれている。 普通に乗っていて、このような位置なら、膝位置と理想ラインが合うように、サドルを後にずらす。
 私は、高速時にはサドルの前側1/3辺りに体重を置くので、その分を考慮してやや後よりにサドルを置き、少し前傾させて固定しています。

 私は胴長短足なので、シートポスト(サドルが付いているパイプ)は標準のままですが、胴が短い方は、シートポストを前後反転させてみるのも良いかと思います。
 この場合、サドル固定ボルトをアーレンキーで回していけばポロッとサドルがはずれるので、サドルを前後逆向きに付け直します。
 これで、サドルの可動域をかなり前寄りに出来ます(私も、輪行車のMR4Rでこのセッティングをしています)

 イマイチスピードが出ない、ママチャリより疲れやすいと言う方は、是非、サドルの調整をしてみてください。 ほんとに、信じられないくらい変わりますから。



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Posted by Kingfisher at 20:34│Comments(0)乗り方
 
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