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2007年10月23日

メンテナンス:RD

 カスタマイズ:ギアとかで、RD(リアディレイラー:後変速機)を~とか、書いていたけど、そのRDの調整なんかもメンテになるので書いておきましょう。

↓プレスポRDと調整部分の図
メンテナンス:RD

 購入後しばらくすると、変速が上手く行かないって事が起きたり(初期のワイヤー伸びで、位置がずれるために起きます)、私のようにスプロケ交換して、上手く変速できないって事もあるでしょう。 そういうときは、RDの調整をします。
 調整ポイントは、図の中で矢印で示している部分だけです。

1,トップかローでチェーンが外れる場合
 トップで外れる(RD側に落ちる)なら、ギアをトップに入れた状態でHi調整ネジをグリグリ回して、チェーンが外れない位置にRDが来るようにします。 Hi調整ネジはトップ側の一番外の位置を調整するネジです。
 逆にローで外れる(スポーク側に落ちる)なら、ギアをローに入れてLow調整ネジです。

2,間のギアが上手く決まらず、ガリガリ言う場合
 これは、ワイヤーの張りが合っていません。
 ワイヤーの張りを直接調整しても細かい調整は出来ませんから、ワイヤー調整ボルトを回して調整します。
 写真の状態で、時計回りに回せばRDは右に、半時計回りに回せば左にずれていきます。 調整の目安は、3段目位のギアに入れて、シフターを2段目に下げる操作の途中(カチッと言う手前)まで押した状態で、チェーンがガリガリと上の2段目ギアに掛かりそうで掛からない状態です(カチッとシフターを2段目に入れたらすんなり2段目に上がる状態)

3,ペダルを逆回転させたときにガリガリ言う場合
 チェーン詰まりという状態です。 RDの2個の歯車(プーリーと言う)の高さが合っていないので、逆回転するチェーンが詰まっている状態です。
 前をインナーに、後をローに入れた状態で、ガリガリ言わなくなるまで、Bテンションボルトを調整します。 調整した後、逆に前アウター、後トップでもガリガリ言わないか確認して、鳴るようなら再度Bテンションボルトで調整します。
 基本的に、このボルトは変速動作には直接関係はありませんので、あまり調整する機会は無いと思います(チェーン伸びしたときに、多少いじるかも知れないけど、そのときはチェーン交換の方が良いです)

 なお、これらの調整を行う場合は、良いドライバーでしっかり押し込みながら回しましょう。 安物のドライバーでやったり、押し込みが甘いと、ネジ山がなめてしまい、調整できないRDになってしまいます。

 私は9sスプロケを無理に8sシフターで引いているので、ワイヤー調整ボルトで右寄りに調整して、ロー調整ボルトを左寄せにしています(シフター表示の1と2の間が他の段よりも遙かに振れる状態です)
 これで、RDは1,3,4,5,6,7,8,9と移動します。

 なお、RDのメンテナンスでは、定期的にオイルとグリスの補充も行います。
 RDの中にあるバネなどをグリスで防水し、プーリーの軸部は洗浄してオイルを入れます。
 物によってはボールベアリング式のプーリーがあり、そういった物ではグリスを使用しますが、Altusは滑走式なのでオイルを使用します(グリスでは踏んだ感触が結構重くなります)
 ケミカルについては、メンテナンス:ケミカルに書いたDuraAceグリス、フィニッシュラインチェーンルブまたはAZスピンドルオイルを使用しています。



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Posted by Kingfisher at 17:59│Comments(0)メンテナンス
 
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