2017年04月06日
そしてホイールメンテ
先日の記事は固体潤滑剤の話。 で、今日はその固体潤滑剤入りグリスを使ってホイールメンテをした話。
シマノのWH-R501がそろそろ走行距離2万キロくらいかな? インジケータ穴がだいぶ浅くなってるのでそろそろ交換なんだけど、通勤用なんでまぁ、本当の限界までやっても問題ないだろうということでとりあえずフルメンテ。
まずは、サイドの清掃。
リムブレーキを長期使ってるとシュークズが付いて制動力が落ちるんで、シュー当たり面を綺麗にするとブレーキの効きが良くなる。
テクトロキャリパー+劣化R50T2+汚れホイールだとウェットでブレーキはほぼ利かない。 アルテシュー(R55C4新品)に変えるとなんとか止まれるレベル、ホイール掃除をするとソコソコ止まれるようになって、掃除した状態で劣化R50T2に戻してみると掃除前のアルテシューレベルに落ちるんで、ホイール掃除はブレーキシューグレード程度に違いが出る部分。
掃除方法は、定番はHOZAN K-141ラバー砥石で磨くというのがよく出てる。 近所のホムセンではK141は扱いがないので、SK11のサビ取り消しゴム120番を利用。 HOZANより減りが少ないけど汚れ落ちは問題ない。
※同様の商品名でSoft99のもあるけど、あれは減りが早い
ホイールをゴシゴシやるというのを聞くけど、私は車体をひっくり返してラバー砥石を当ててホイールをぐるぐる回してしまう。 前輪はホイールをつかんで回して、後輪はギアを軽くしてクランク回してやればあっという間に完了。
その次はラバー砥石に変えて、フィニッシュラインのバイクウォッシュをつけたウェスを持ってぐるぐる回して汚れ落とし。
次にスポーク調整。 テンションメーターを使うと前がだいぶゆるくなっていたんでニップル2回転ほど均等に回してテンションを上げて、あとは普通に振れ取り。
Monotaroの送料調整用に買ったIceToolzの12K4ががっちり保持しつつ軽い力で高テンションが回せていい感じ。
で、ハブのグリスアップ。
フロントの軸を抜くと、軸の中ほどに水滴がついてて嫌な予感。 シールを外してみると、片側だけグリスがちょい茶色いんでカップを拭ってみると微妙にカップに摩擦跡があるけど爪を立てても引っかかりやザラつきは感じないレベルなんでセーフ。
ボールチェックすると茶色くなっている側のボールに0.1ミリ未満の微妙な剥離とサビがある状態、グリスは特に乳化もなく相当量充填されていた。 爪を立てると少し摩擦感があるけど著しく引っかかるほど深くはなかった。 ギリセーフなタイミングだったみたい。
この状態のボールは単純には疲労剥離だと思われる。 ワン・玉押し側にめだった傷がないことから、繰り返しボールに力がかかったことで表面の硬化処理部分に疲労が蓄積して剥離して、剥離した微細片がグリスの外に出て酸化して茶色く変色しているのかと思う。
このまま組み直すのは流石にまずいので交換用のボール発注、前輪なので3/16サイズで、楽天の軸受ショップさんでSUJ2のG20品をポチ。
後ろハブは左右とも問題なしだった(球が大きい方が寿命が長い) けど、送料のほうが高いのもあれなんで、1/4の同グレードも発注しておいた。
で、届いたボールで組み上げ。
さて、グリスは何を使おうかなぁとちょいちょいいじってみる。
使いかけのフィニッシュラインセラミック、AZ有機モリブデンウレア、試しに買って未開封のSUPERLUBE多用途PTFE入りの3種類で迷う。
フィニッシュラインのセラミックはいつもは気にならなかったんだけど、気温10度切ってるとかなり硬い。 冷蔵庫から出したマーガリン並み?
有機モリブデンウレアはそこまで固くないけど、柔らかくもない。 メーカーシートを見ると低温側-20度対応になっている。
多用途PTFEが一番柔らかかった。 こちらのメーカーシートでは低温側-40度対応となっている。
試しに組んでみると、フィニッシュラインはやっぱり手で回すと渋い。 ガタが出そうなくらいゆるくしてもぐにっべちゃっとグリスが動く感じがする。
AZとSUPERLUBEはぬるーっと回っていってくれる。
まぁ、走っちゃえば大差はないんだろうけど、温度が低いとフィニッシュラインは硬いんだなぁ・・・ 今回はSUPERLUBEにしておいた。
タイヤは去年変えたSECAがまだ行ける感じ。 後輪がソコソコフラットな部分もあるけど割れとかもないし、パンク歴もないからまだ行けるだろう。
シマノのWH-R501がそろそろ走行距離2万キロくらいかな? インジケータ穴がだいぶ浅くなってるのでそろそろ交換なんだけど、通勤用なんでまぁ、本当の限界までやっても問題ないだろうということでとりあえずフルメンテ。
まずは、サイドの清掃。
リムブレーキを長期使ってるとシュークズが付いて制動力が落ちるんで、シュー当たり面を綺麗にするとブレーキの効きが良くなる。
テクトロキャリパー+劣化R50T2+汚れホイールだとウェットでブレーキはほぼ利かない。 アルテシュー(R55C4新品)に変えるとなんとか止まれるレベル、ホイール掃除をするとソコソコ止まれるようになって、掃除した状態で劣化R50T2に戻してみると掃除前のアルテシューレベルに落ちるんで、ホイール掃除はブレーキシューグレード程度に違いが出る部分。
掃除方法は、定番はHOZAN K-141ラバー砥石で磨くというのがよく出てる。 近所のホムセンではK141は扱いがないので、SK11のサビ取り消しゴム120番を利用。 HOZANより減りが少ないけど汚れ落ちは問題ない。
※同様の商品名でSoft99のもあるけど、あれは減りが早い
ホイールをゴシゴシやるというのを聞くけど、私は車体をひっくり返してラバー砥石を当ててホイールをぐるぐる回してしまう。 前輪はホイールをつかんで回して、後輪はギアを軽くしてクランク回してやればあっという間に完了。
その次はラバー砥石に変えて、フィニッシュラインのバイクウォッシュをつけたウェスを持ってぐるぐる回して汚れ落とし。
次にスポーク調整。 テンションメーターを使うと前がだいぶゆるくなっていたんでニップル2回転ほど均等に回してテンションを上げて、あとは普通に振れ取り。
Monotaroの送料調整用に買ったIceToolzの12K4ががっちり保持しつつ軽い力で高テンションが回せていい感じ。
で、ハブのグリスアップ。
フロントの軸を抜くと、軸の中ほどに水滴がついてて嫌な予感。 シールを外してみると、片側だけグリスがちょい茶色いんでカップを拭ってみると微妙にカップに摩擦跡があるけど爪を立てても引っかかりやザラつきは感じないレベルなんでセーフ。
ボールチェックすると茶色くなっている側のボールに0.1ミリ未満の微妙な剥離とサビがある状態、グリスは特に乳化もなく相当量充填されていた。 爪を立てると少し摩擦感があるけど著しく引っかかるほど深くはなかった。 ギリセーフなタイミングだったみたい。
この状態のボールは単純には疲労剥離だと思われる。 ワン・玉押し側にめだった傷がないことから、繰り返しボールに力がかかったことで表面の硬化処理部分に疲労が蓄積して剥離して、剥離した微細片がグリスの外に出て酸化して茶色く変色しているのかと思う。
このまま組み直すのは流石にまずいので交換用のボール発注、前輪なので3/16サイズで、楽天の軸受ショップさんでSUJ2のG20品をポチ。
後ろハブは左右とも問題なしだった(球が大きい方が寿命が長い) けど、送料のほうが高いのもあれなんで、1/4の同グレードも発注しておいた。
で、届いたボールで組み上げ。
4.7625mm 3/16 SUS440C G20 10個入り日本製 | 6.35mm 1/4 G20 SUJ-2材 100個入り日本製 |
さて、グリスは何を使おうかなぁとちょいちょいいじってみる。
使いかけのフィニッシュラインセラミック、AZ有機モリブデンウレア、試しに買って未開封のSUPERLUBE多用途PTFE入りの3種類で迷う。
フィニッシュラインのセラミックはいつもは気にならなかったんだけど、気温10度切ってるとかなり硬い。 冷蔵庫から出したマーガリン並み?
有機モリブデンウレアはそこまで固くないけど、柔らかくもない。 メーカーシートを見ると低温側-20度対応になっている。
多用途PTFEが一番柔らかかった。 こちらのメーカーシートでは低温側-40度対応となっている。
試しに組んでみると、フィニッシュラインはやっぱり手で回すと渋い。 ガタが出そうなくらいゆるくしてもぐにっべちゃっとグリスが動く感じがする。
AZとSUPERLUBEはぬるーっと回っていってくれる。
まぁ、走っちゃえば大差はないんだろうけど、温度が低いとフィニッシュラインは硬いんだなぁ・・・ 今回はSUPERLUBEにしておいた。
タイヤは去年変えたSECAがまだ行ける感じ。 後輪がソコソコフラットな部分もあるけど割れとかもないし、パンク歴もないからまだ行けるだろう。
Posted by Kingfisher at 17:54│Comments(0)