2018年07月15日
ブレーキが効かないときはまずケーブル
安い自転車で定番の話題のブレーキの効きが悪いって多くの場合ケーブルが悪いって言うのが多い。
ウェットだけで効きが悪いって言う場合はブレーキパッドの交換が結構良く効くけど、ドライでもイマイチ、ぐんにゃりするみたいな場合は大抵、一番の悪者はケーブルなんでとりあえずケーブルだけ交換してみるのをお勧めする。
エントリーグレードのケーブルはかなり柔らかくて、アウターケーブルのコイルがレバーの握り込みでぎゅーっと圧縮されていって縮んでしまう。 自転車のメカニカルブレーキの作動は、アウターケーブルとインナケーブルの長さの差でブレーキを動かしているんで、アウターが圧縮されてしまうと、ブレーキ自体に届く前にレバーを動かした力がアウターに奪われて力が小さくなってしまう(ブレーキがホイールを押しはじめるあたりまでは力が小さいからコイルが伸びた状態で、押し込んでいく状態=制動力があがる段階でコイルが圧縮されて縮んでしまうので、制動力がぐんにゃりと上昇していって当たってるのにイマイチ効かない状態が生まれる)
圧縮率が0.1%違うと、1mのブレーキケーブルは全体で1mmの違いを生んで、自転車のブレーキみたいに少しの動きで制動力を得る機械としては無視できない違いだ。
Duraやディスクブレーキを使っても安物ケーブルを使うと数グレード下の効きになるので、ケーブルの重要さは大きい。 安いブレーキに高級ケーブルでグレードが上がることはないけど、安いブレーキでもそれなりのケーブルを使えばそれなりに使える、しかし仕様上はあまり気にされない部品なのでケチられがちな重要パーツだ。
ブレーキのアウターケーブルのポイントは三つ。
1,圧縮強さ
ブレーキの効きに影響するので最重要。
2,インナー摩擦
ブレーキを引くときの軽さに影響するのでフィーリングを重視するか次第。
3,アウター強度
引っかけ等での強度。 オフロードとかしなければほぼ影響なし。
で、ケーブルのラインナップも、安い物では全てアウト、1ランクアップで1が改善(コイル金属素材の変更)、その上のランクで2が改善(インナーを通すライナーのコーティング加工など)、最上位になると3が改善されてケブラーコート層(タイヤのパンクガードみたいな物)追加等がされる。
クロスでは、最上位グレードはいらないけど、最低ランクは安全上厳しい。 ミドルグレード程度をおすすめする。
シマノのSLRケーブルが標準的で、とりあえずこれを試すのがおすすめ。 一般的なクロスなら2mちょいあれば前後いけるんで、アウターだけなら1000円でお釣りが来る。
こだわると各社から2000~10000円位でブレーキケーブルキットがあるけど、個人的なおすすめはASHIMAのAction+キットが良い。
フラット用レバーの場合はMTB用なのでこのあたり。
価格が2000円以下と安いけど、アウターは低圧縮炭素鋼のコイルにソコソコ滑るライナーが入っていて、インナーはスリック加工ステンレス、小洒落たフェルール等が一式入っていてこの値段なのでコスパが非常に高く、普段使いには不足のない使用感が得られる。 ついでにケブラーも入ってるんで、一般的なミドルより少し凝っていて、それでいて値段は少し安い。
唯一の難点は入手性が悪いことくらいだ。
耐久性は屋外放置駐輪で3~4年で表面樹脂が割れるかな程度で特に不足は無いし、数万キロ走ってもインナー側は特に問題が無い。
シフトケーブルについては、主に引きの軽さの影響が中心で、変速動作に影響するほど大きな違いは無い事が多い(スムーズな動作には影響するけど、オンロードで普通に走っている分には影響がない)ので、傷んだときに交換すれば十分かと言うところだけど、ブレーキの効きに少し不満があるみたいな場合は今付いているケーブルをチェックしてみて、安物だったらこういったケーブルへの交換をおすすめしたい。
ウェットだけで効きが悪いって言う場合はブレーキパッドの交換が結構良く効くけど、ドライでもイマイチ、ぐんにゃりするみたいな場合は大抵、一番の悪者はケーブルなんでとりあえずケーブルだけ交換してみるのをお勧めする。
エントリーグレードのケーブルはかなり柔らかくて、アウターケーブルのコイルがレバーの握り込みでぎゅーっと圧縮されていって縮んでしまう。 自転車のメカニカルブレーキの作動は、アウターケーブルとインナケーブルの長さの差でブレーキを動かしているんで、アウターが圧縮されてしまうと、ブレーキ自体に届く前にレバーを動かした力がアウターに奪われて力が小さくなってしまう(ブレーキがホイールを押しはじめるあたりまでは力が小さいからコイルが伸びた状態で、押し込んでいく状態=制動力があがる段階でコイルが圧縮されて縮んでしまうので、制動力がぐんにゃりと上昇していって当たってるのにイマイチ効かない状態が生まれる)
圧縮率が0.1%違うと、1mのブレーキケーブルは全体で1mmの違いを生んで、自転車のブレーキみたいに少しの動きで制動力を得る機械としては無視できない違いだ。
Duraやディスクブレーキを使っても安物ケーブルを使うと数グレード下の効きになるので、ケーブルの重要さは大きい。 安いブレーキに高級ケーブルでグレードが上がることはないけど、安いブレーキでもそれなりのケーブルを使えばそれなりに使える、しかし仕様上はあまり気にされない部品なのでケチられがちな重要パーツだ。
ブレーキのアウターケーブルのポイントは三つ。
1,圧縮強さ
ブレーキの効きに影響するので最重要。
2,インナー摩擦
ブレーキを引くときの軽さに影響するのでフィーリングを重視するか次第。
3,アウター強度
引っかけ等での強度。 オフロードとかしなければほぼ影響なし。
で、ケーブルのラインナップも、安い物では全てアウト、1ランクアップで1が改善(コイル金属素材の変更)、その上のランクで2が改善(インナーを通すライナーのコーティング加工など)、最上位になると3が改善されてケブラーコート層(タイヤのパンクガードみたいな物)追加等がされる。
クロスでは、最上位グレードはいらないけど、最低ランクは安全上厳しい。 ミドルグレード程度をおすすめする。
シマノのSLRケーブルが標準的で、とりあえずこれを試すのがおすすめ。 一般的なクロスなら2mちょいあれば前後いけるんで、アウターだけなら1000円でお釣りが来る。
こだわると各社から2000~10000円位でブレーキケーブルキットがあるけど、個人的なおすすめはASHIMAのAction+キットが良い。
フラット用レバーの場合はMTB用なのでこのあたり。
価格が2000円以下と安いけど、アウターは低圧縮炭素鋼のコイルにソコソコ滑るライナーが入っていて、インナーはスリック加工ステンレス、小洒落たフェルール等が一式入っていてこの値段なのでコスパが非常に高く、普段使いには不足のない使用感が得られる。 ついでにケブラーも入ってるんで、一般的なミドルより少し凝っていて、それでいて値段は少し安い。
唯一の難点は入手性が悪いことくらいだ。
耐久性は屋外放置駐輪で3~4年で表面樹脂が割れるかな程度で特に不足は無いし、数万キロ走ってもインナー側は特に問題が無い。
シフトケーブルについては、主に引きの軽さの影響が中心で、変速動作に影響するほど大きな違いは無い事が多い(スムーズな動作には影響するけど、オンロードで普通に走っている分には影響がない)ので、傷んだときに交換すれば十分かと言うところだけど、ブレーキの効きに少し不満があるみたいな場合は今付いているケーブルをチェックしてみて、安物だったらこういったケーブルへの交換をおすすめしたい。
Posted by Kingfisher at 23:46│Comments(0)