2009年06月12日
その他:EscapeR3との比較
プレスポと一般的に対抗馬と言われるEscapeR3を比較する。
プレスポは自分が乗っている460mm、R3は近い465mmを参考値とする。
共通装備、ベル・リアリフレクター・仏英バルブアダプタ・リプレーサブルリアメカハンガー。 プレスポのみスタンド標準装備。
・ホイールの違い
リムはどちらもセミディープでCNC加工のアルミダブルウォール、R3はスポーク数が少ない分軽量に見えるが、実際にはそれほどでもなく、安い変則組にありがちな編んでいない部分の強度不足でテンションをかなり上手く調整しないと振れが取れないのと歪みやすい。
プレスポは36Hの3クロスなので縦横の剛性バランスが良く、振れ取りが容易だが、鉄スポークとニップルなので錆が浮くのが難点。
規定リム幅がプレスポは約13.5mm(一般ロード程度)なのに対してR3は約16.5mm(エントリーロード程度)なので、R3よりもプレスポの方が履けるタイヤは2-3C程度細め。
・フレームの違い
プレスポはエンドダボ2(内、スプロケット側はリアメカガード装着)だが、ステーにダボ無し。 R3はエンドダボ2に加えてステーダボ1あり、キャリアの装着が容易。
ボトルケージ台座がプレスポはダウンチューブのみに対して、R3はシートチューブとダウンチューブの2カ所。 ただし、シートチューブ側は位置が低いのでクランクセットに干渉する可能性アリ。
シートステーがプレスポよりもR3の方が細いので、後の振動吸収は良さそう。
・その他の違い
プレスポは各部を黒系統でまとめているのに対して、R3は銀系統でまとめている(クランク、チェンリング、スプロケット、シートポスト・クランプ、ブレーキ、ケーブルアウター、ブレーキレバー、ステム、ハンドルバー等)
・総評
傾向としては、プレスポは名前の通りスポーツ性を考慮した構成で、R3は楽乗りを考えた構成。
細かいコンポの差はあるが、体感的に性能差を生じる程ではない。
R3はグリップシフトで、プレスポがトリガシフトという違いが大きい。
フォーク・シートポスト・ステーの太さにより乗り味が硬めか柔らかめかと言う違いが出る。
昨年モデルまではR3はDETONATOR採用で足回りが買ったままでも結構いける感じだったが、今年から一気にFLASHまで格下げになってしまい、性能差は縮んだ感じだ。
フルフェンダーを装備したい場合には、ダボ付きのR3は便利。 ロングタイプのVブレーキに交換すればしっかりした物が装着可能だろう。
また、ホイール交換を視野に入れる場合には、リアエンドが130mmのR3は入手性が高いので有利。
細かい部分の規格(ヘッドセットの方式)や、仕様からは見えない工作(ヘッドチューブとダウンチューブの接合方法等)はプレスポは古い世代の技術になっているので、安さのポイントではあるのだろう。 もっとも、実用的には大差ない。
プレスポは自分が乗っている460mm、R3は近い465mmを参考値とする。
プレスポ | R3 | |
---|---|---|
完成車重量 | 12.4kg | 11.3kg |
フレーム | A6061-T6 スローピング 135mmリアエンド | A6061-T6 スローピング 130mmリアエンド |
ヘッドセット | VP OSアヘッドセット(ボールリテーナー) | FSA OSインテグラルアヘッドセット(セミカートリッジ) |
フォーク | OSクロモリストレート | OSクロモリベンド ダボ付き |
クランクセット | Sugino 28/38/48/CG 170mm | RPM 28/38/48/CG 170mm |
BB | VP BC-73 68-113 テーパースクエア | TH7420ST 68-113 テーパースクエア |
チェーン | SHIMANO CN-HG50 | KMC Z7 |
FD | SHIMANO FD-C050 31.8mm | SHIMANO FD-T301 31.8mm |
RD | SHIMANO RD-M310 | SRAM 3.0 |
シフター | SHIMANO ST-EF50-3/8 | SRAM 3.0 Twist 3/8 |
ブレーキレバー | シフター一体型 | TEKTRO アルミ |
ブレーキ | TEKTRO RX1.0 w/PM | TEKTRO RX1.0 w/PM |
スプロケット | SHIMANO CS-HG30-8I 11-30T | SHIMANO CS-HG40-8I 11-32T |
ハンドルバー | アルミ 560mm | アルミ 540mm |
ステム | アルミ 120mm | アルミ 90mm |
サドル | あさひオリジナル(VELO OEM) | GIANTオリジナル |
シートポスト | 27.2mm アルミ | 27.2mm アルミ コイルサスペンションタイプ |
シートクランプ | アルミQR | アルミQR |
ペダル | VP VP-992 樹脂スチール | 樹脂アルミ |
ホイール | あさひオリジナル 700C | GIANTオリジナル SPINFORCE 4x6 700C |
タイヤ | KENDA KWEST 28C | HUTCHNSON FLASH 28C |
・ホイールの違い
リムはどちらもセミディープでCNC加工のアルミダブルウォール、R3はスポーク数が少ない分軽量に見えるが、実際にはそれほどでもなく、安い変則組にありがちな編んでいない部分の強度不足でテンションをかなり上手く調整しないと振れが取れないのと歪みやすい。
プレスポは36Hの3クロスなので縦横の剛性バランスが良く、振れ取りが容易だが、鉄スポークとニップルなので錆が浮くのが難点。
規定リム幅がプレスポは約13.5mm(一般ロード程度)なのに対してR3は約16.5mm(エントリーロード程度)なので、R3よりもプレスポの方が履けるタイヤは2-3C程度細め。
・フレームの違い
プレスポはエンドダボ2(内、スプロケット側はリアメカガード装着)だが、ステーにダボ無し。 R3はエンドダボ2に加えてステーダボ1あり、キャリアの装着が容易。
ボトルケージ台座がプレスポはダウンチューブのみに対して、R3はシートチューブとダウンチューブの2カ所。 ただし、シートチューブ側は位置が低いのでクランクセットに干渉する可能性アリ。
シートステーがプレスポよりもR3の方が細いので、後の振動吸収は良さそう。
・その他の違い
プレスポは各部を黒系統でまとめているのに対して、R3は銀系統でまとめている(クランク、チェンリング、スプロケット、シートポスト・クランプ、ブレーキ、ケーブルアウター、ブレーキレバー、ステム、ハンドルバー等)
・総評
傾向としては、プレスポは名前の通りスポーツ性を考慮した構成で、R3は楽乗りを考えた構成。
細かいコンポの差はあるが、体感的に性能差を生じる程ではない。
R3はグリップシフトで、プレスポがトリガシフトという違いが大きい。
フォーク・シートポスト・ステーの太さにより乗り味が硬めか柔らかめかと言う違いが出る。
昨年モデルまではR3はDETONATOR採用で足回りが買ったままでも結構いける感じだったが、今年から一気にFLASHまで格下げになってしまい、性能差は縮んだ感じだ。
フルフェンダーを装備したい場合には、ダボ付きのR3は便利。 ロングタイプのVブレーキに交換すればしっかりした物が装着可能だろう。
また、ホイール交換を視野に入れる場合には、リアエンドが130mmのR3は入手性が高いので有利。
細かい部分の規格(ヘッドセットの方式)や、仕様からは見えない工作(ヘッドチューブとダウンチューブの接合方法等)はプレスポは古い世代の技術になっているので、安さのポイントではあるのだろう。 もっとも、実用的には大差ない。